活動/取組み

ビューティーワールド2022【東京ビッグサイト】調査

【展示会】ビューティーワールド2022参加 ※リサーチャー
 アースみらい総研 代表取締役 岡野恭士(安暢)

 今年も東京ビックサイト展示会『ビューティーワールドジャパン』に参加させて頂きました。
新型コロナウイルスの影響により暫く展示会中止や会場利用制限などが続きましたが、今回4年ぶりの東京ビッグサイト開催となりました。例年私が顧問を務めている某企業の一員として参加していた訳ですが、今回はリサーチャーとしての参加で、より客観的視点に立って情報収集に専念できました。
矢野経済研究所の調査のデータによると、2021年度の理美容サロン市場は、事業者売上高ベースで2兆470億円(前年度比103.9%)と推計。ご周知の通り、新型コロナウイルス感染拡大に伴った緊急事態宣言発出などから、2020年度以降、社会活動や経済活動が制限されました。それに対し、コロナ禍2年目となった2021年度は都市部を中心に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されながらも、ワクチン接種が進んだこともあって、Withコロナのマインドが広がりやや落ち着きをみせました。
理美容サロンにおいても、万全の感染対策が進んだこともあり来店客数には戻りがみられています。但し、市場規模はコロナ禍前(2019年度比96.3%)とはまだ開きがあるのが実情です。
今後、コロナによる影響が若干改善することを前提に2022年度の理美容サロン市場は、事業者売上高ベースで2兆600億円(前年度比100.6%)と予測されています。その内訳は理容サロン市場が6,127億円(同100.8%)、美容サロン市場が1兆4,473億円(同100.6%)。理美容サロンでケアを再開しようと考えている利用者はすでに来店してきているものの、市場の推移から判断するとサロンの利用控えの継続している人も未だ多いものとみています。今後の同業界における成功の秘訣は、各店舗毎のダウンサイジング手法と各社会課題に対応した緻密な経営戦略、仕組み作りにカギがあるのではと推察致します。

株式会社アースみらい総研
代表取締役 岡野恭士(登記:安暢)

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